STORY

「君には才能がある。私達のところに来て、画家としての勉強をしないか?」

道端で絵を描いていた妹に、隣国の画家スカウトマンを名乗る男がにっこり笑ってそう言った。

「行きたい」

勇気を持って告げた妹。

しばらくして帰国した妹は、記憶を無くしていた。